everything will be rosy
  • rosy tokyo Facebook
  • rosy tokyo Instagram
  • rosy tokyo Twitter

© rosy tokyo Co. 

  • marina

季節行事と植物の薬


日本には、中国から伝わってきた五節句という季節行事の風習があり、稲作を結びつきながら現代でも文化として残されてきました。実は、稲作の節目を節句のタイミングとしていたことから植物との深い関わりがあります。





一年を通じて行われる節目の行事と、植物のもつ薬効との関わりをお伝えします。


1/1:まずは、元旦から。元旦には、お屠蘇(おとそ)を飲む習わしがありますが、これはもともとたくさんの生薬から作られた薬膳酒がルーツとなっています。漢方で使われるような山椒や肉桂など体に良い様々な植物のエキスが溶け込まれていたそうです。


1/7:七草粥を食べます。以下の薬効がありますので、お正月のご馳走で疲れた胃腸を労ってくれますね。

・芹(せり)山菜。→食欲 ・薺(なずな)ペンペン草とも言われます。→殺菌・消炎・止血・血液循環促進・抗菌・利尿・収斂・血液低下・解熱 ・御形(ごぎょう)母子草とも言われ、草餅のルーツ。→解熱 ・繁縷(はこべら)ビタミンAを含む。→目のケアや腹痛 ・仏の座(ほとけのざ)食物繊維が豊富。→便秘 ・菘(すずな)カブ。→ビタミンで栄養補給 ・蘿蔔(すずしろ)大根。→消化吸収、体を温める

3/3:桃の節句には、杏仁湯と呼ばれる暖かい飲み物を飲みます。桃の種を煎じて作ります。杏仁は、思わず杏仁豆腐のイメージであんにんと読んでしまいそうですが、実はきょうにんと言います。中国で生まれた体系医学である漢方にも多く使われており、その起源は遠く2千年以上も遡ります。


少し話がそれますが、日本の漢方は中国を由来としていますが、古くから伝わってくる中で独自の発展をとげてきました。ですが、根本の考え方は変わらず、心と体の全体をみながら調子を整え、病気を治していきます。表面的な病気の症状や細部にこだわるのではなく、一人ひとりの体質や環境、そして季節なども合わせて診断されます。体の状態や体質をあらわすのが「証(しょう)」という概念ですが、どのような季節に何を体に取りれるのが良いのかを先人が知恵として文化に取り入れてきたことで、私たちに伝わってきたのですね。


5/5:端午の節句には、殺菌作用の高いヨモギやショウブを煎じて飲んだり、お風呂に浸かります。田んぼに入る時期で炎症や皮膚が弱る時期なので、体の外側から吸収させてケアをしたそうです。


7/7:七夕。七夕を語ると長くなってしまいますが、この日はホオズキの根を煎じた薬を飲む文化がありました。実は、毒をもつと言われる植物が多いナス科の一つがホオズキ。この毒で忙しくなる秋の時期に妊娠をしないように煎じた薬を飲んでいた時代もあったそうです。


9/9:重陽の節句。菊の花のお酒を飲みます。延寿の花である菊を取り入れることで、長生きや無病息災を祈ったそう。


『聖恵方』という古い医学書に記された、菊花酒の作り方

1、甘菊花を採って乾燥させ粉末にしておく。

2、もち米を蒸し、米1斗に対して菊5両を加えて酒を発酵させる。

3、出来上がれば搾って温め、杯に1杯飲む。


いかがでしょうか?

たくさんの素敵なパワーを持つ植物と一緒に、一年を元気に過ごして行きましょう!


35回の閲覧
rorytokyo_logo_1_bl_edited.png
0